ホームレスと経営者と「しないオッサン」になりたい

ホームレスと社長

2010年2月15日。

【15,759人】

この数字が表わすのは、日本でのホームレスの数だ(2009年)。

世界では約10億人いると言われている。

今日駅で多分ホームレスであろう団体に会った。

みんなでゴミ箱から雑誌を取っていた。

ホームレスの人達の生活は詳しくは分らないが、アルミ缶集めや看板持ち、ロンドン生まれのビッグイシューを売る姿などを見たりすると(300円で売って160円がバック)、日銭稼ぎで毎日をしのいでいるイメージがある。

望んでそんな仕事をしている訳ではないと思うが、そんな日銭稼ぎだけでは、多くの人はホームレス生活からは抜け出せない気がする。

だが、ホームレスから経営者になった人もいる。

生活倉庫の堀之内社長や、会議室の間仕切りにペットボトルを採用しているオウケイウェイブの兼元社長もそうだ。

今、日本では誰もがホームレスになる可能性があると言われ、近い将来ストリートチルドレンが日本でも生まれるのではとも言われている(世界にはマンホールで生活をしている子供もいる)。

そんな時代を生きていく上で、誰もがどん底に落ちる可能性に日々怯える必要はまったくないが、「仕事があるだけマシ」とか「家があるだけマシ」と日々感謝することよりも、私は「もっともっと出来る」という向上心と、「例えすべてを失ったとしても何度でも這い上がる」という強い意志が必要不可欠であると思う。

そしてどんな時も、時代や誰かのせいにするのではなく、現実をしっかりと受け止め、最後まで諦めてはいけない。

そして、その強い意志と共に一度きりの人生を後悔しないように生きていこう!

それに、もし底辺まで落ちたのなら、あとは上がるだけじゃないか。

そんなことをふと書きたくなった。

嫌いな言葉

ついでなのでもう一つ。

「最近の若い人は…」

私が嫌いな言葉の一つである。

ビール離れ(今の20代の3人に1人はお酒を飲まない・03年~08年で酒販売店の倒産、廃業は全国23,675店舗)や、車離れ(首都圏の20代、車保有率は約13%)等がよく挙げられている。

私は上記二つには、どちらも当てはまらない。

だから嫌いな訳ではない。

自分達の時代が正しかったと言いたげな比較が嫌いなだけである。

今は携帯もインターネットも普及し、多くの情報が手に入る。

また、時代と共に日々新しいモノが生まれている。

全てのことのスピードが昔とは比べモノにならないだろう。

そんな大きく変わった現代が昔と何も変わっていない方が私は問題だと思う。

昔は当たり前だったことが、今も当たり前である必要はないのではないか?

だが「最近の若い人は…」という発言は、この先も聞くことになるだろう。

なぜなら、昔から言われてきた言葉だからだ。

そう言っている人達も昔は言われていたのだろう。

だから、嫌いだが気にはしていない。

私が今思うことは「今の若い人は…」という発言を、しないおっさんになろうと思うことだけである。

それには今を楽しむことが不可欠だ。

だか、小学生の時は中学に上がると上下関係が厳しくてつまらなそうと思っていたが、中学の方が最高に楽しかった。

10代の頃は10代が人生で一番面白いと思った時があるが、20代もたまらない。

そんな風に若い人に嫉妬することもなく、若い人を否定する暇もない位、今を楽しんでいたい!