廃校活用事例と東久留米の廃校をオフィスにする

日本全国の廃校数

これまでにも【学校で働くということと宣言したことを現実にする日】などで廃校について言及してきましたし、自己紹介欄にも将来は地元(東京都東久留米市)の廃校をオフィスにしたいと記載していますが、今回はそんな廃校の現状や活用事例などについて書こうと思います。

【廃校の現状】
1992年〜2013年度までの廃校発生数の累計7,926校(小学校66.7%・中学校19.7%・高校13.6%)。
2000年度以降は毎年460校程度の廃校が発生している。
今後、少子化はさらに進化し、2060年には0歳〜14歳人口は791万人と現状から893万人減少することが予想されていて、廃校はますます増えていくことが予測されている。
※出典元:廃校の民間活用と地域活性化

廃校活用事例1 むろと廃校水族館

そんな廃校ですが、これまで福祉施設や民間のオフィスに活用するケースは以前からありましたが、最近は大人も子供も楽しめる観光や、レジャーのスポットに生まれ変わらせること(廃校のレジャー施設化)も増えてきています。
※廃校を活用した体験交流施設等は2016年239カ所から2018年には477カ所に。
※2008年〜2017年度の公立小学校の廃校数は約4,900校。

昨今、そんな廃校を活用した様々な事例がメディアに取り上げられていますので、当ブログでも簡単にご紹介します。

まず、一番多くのメディアに紹介されているのは「むろと廃校水族館」ではないでしょうか。

先日(2019年8月14日)WBSでも、廃校ビジネスの事例として【ウミガメにバーベキュー!新観光スポットは廃校】というタイトルで紹介されていたので、ご存知の方もいるかと思いますが、まずはその内容を簡単に。

事例1:高知県室戸市
旧室戸市立椎名小学校を回収し、むろと廃校水族館に。
50種類1,000匹以上を展示。
屋外のプールには大水槽も。
学校でしか見ることができない斬新な展示が至る所に。
室戸市が国の補助金などを利用し約5億円かけて改修。

運営を委託されたのはNPO法人「日本ウミガメ協議会」。

デパートのような水族館ではなく、コンビニのようなお手軽な水族館を目指し、1年目の来場者は、黒字化が実現できる目標の4万人を大きく上回る17万6,000人が来館。

入館料は高校生以上600円・中学生と小学生300円。

館長は「入館料とグッズの売上で人件費と運営コストから全て賄いなさいと言うことだったが、今のところ実現できている」と。

廃校活用事例2 高萩ユーフィールド

続いて紹介された事例は茨城県の高萩ユーフィールドです。

事例2:茨城県高萩市
高萩ユーフィールド(有料のBBQ場)。
1泊2日 5,000円〜
レンタルテント 1泊3,000円〜
ドローンを自由に飛ばすことができる施設でもあり、平日はドローンパイロットを養成する教習所を運営。
ドローンスクール操縦技能コース:3日間で15万8,000円〜
オープンから8ヶ月で100人が卒業。

高萩市から10年契約で借り上げ、数千万円かけて校舎や敷地内を改修。

全国の企業や学校からドローンを使った研修の問い合わせが増えていて、2年後(2021年)には事業を黒字化できる見通しと。

高萩ユーフィールドの五十嵐社長は「もしわれわれがここを利用しなければ、地域全体が限界集落になってしまうという高萩市長の声があった。交流人口の増大やにぎわいづくりに向けて頑張りたい」と。

そして最後に、文部科学省施設助成課の加藤さんは「学校なので、広大な敷地・運動場・体育館・施設があることが廃校の強みなのではないかと考えている」と語られていました。

その他海外を含む廃校活用事例

その他にも、

(事例3)千葉県鋸南(きょなん)町
道の駅・保田(ほた)小学校は、生まれ変わった廃校の宿として運営。
宿泊は4,000円から。
食堂もあり、体育館は直売所に。
公式HPは【こちら

(事例4)山梨県北杜(ほくと)市
おいしい学校。
朝食付き7,100円から。
施設内のレストランでは山梨ならではの食材を使った料理を提供。
公式HPは【こちら

(事例5)群馬県水上町
泊まれる学校さる小。
宿泊4,880円から。
公式HPは【こちら

などの廃校を活用した様々な宿泊施設なども誕生しています。

さらに、海外ではもっとハジけた廃校活用事例も。

(事例6)アメリカのニューヨーク近代美術館・分館(MoMAの分館MoMA PS1)。廃校舎を若手アーティスト作品を中心に展示する美術館として再生。ついには同じエリアに大手金融機関シティグループが地上50階建てのビルを作るまでに。
→HPは【こちら
(事例7)アメリカのポートランドにあるケネディ・スクールは、小学校の廃校舎をワインやビールなどの醸造所&ホテルにして、大人気施設に。
(事例8)アムステルダムでは集合住宅に転用したり、24時間営業のクラブに活用している事例も。

少子化に伴い、年々増えてきた廃校。

日本では現在の耐震基準を満たしていない学校が多く、スムーズに活用できていない・できない事例なども多々ありますが、今後日本ももっと様々な廃校活用事例が誕生するべきだと思いますし、私も将来的には地元(東久留米市)の廃校を活用し、地域になくてはならない施設を創り、地元に貢献したいと思っています。
※【2019年現在の東久留米市廃校一覧
・東久留米市立滝山小学校(2004年)
・東久留米市立第八小学校(2010年)
・東久留米市立第四小学校(2012年)
・東久留米市立下里小学校(2020年予定)

ですので、廃校については今後も自分自身アンテナを張り続けていこうと思っていますし、このブログを読んで何かありましたら、お気軽にご連絡頂ければ幸いです。

もちろん、同じように廃校にご興味のある方からのご連絡もお待ちしています。