成果主義と年功序列
2010年6月17日。
成果主義に関しての評価は賛否両論ある。
業種や職種によって、一概には言えないということもあるだろう。
だが結論から言うと、私は年功序列ではなく成果主義派である。
何か新しいことを始めると、必ず否定的な意見は出る。
新しいやり方が昔のやり方よりも、全てで上回っているとは言えないということもあるだろう。
だが、例え日本が今も高度成長の時代だとしても、私は年功序列より成果主義を選ぶ。
それは社員という立場でも、経営者という立場でも変わらない。
年齢によって経験値は違うかもしれないが、私は年齢で能力が変わるとは思っていない。
10年後、20年後…の年収やポストに期待して待つよりも、今それに挑戦したい。
そのためのチャンスを自分自身で作りたい。
そのチャンスを掴むか掴まないかは、年功序列ではなく自分次第でありたい。
この今の結果にこだわりたい。
成果主義に関して、2009年の調査でこんな結果が出ている。
「Q、あなたの会社が導入した成果主義は?」
31,0%が成功と答えたのに対し
68,5%が失敗だったと答えた。
だが、このアンケートに答えたのが、全員経営者だったら…
私は結果は違っていると思う。
「Q、成果主義によって意欲は向上したか?」
16,1%→向上した
36,3%→向上していない
46,8%→どちらとも言えない
「Q、成果主義を導入したことによって、あなたの職場に弊害が発生しましたか?」
65,7%→発生した
33,8%→発生しなかった
「Q、弊害の内容は?」
1位 65,7% 評価の妥当性を欠いている
2位 49,7% 長期的な仕事に取り組みにくい
3位 39,0% チームワークが悪化した
4位 36,0% 部下の育成がおろそかになった
5位 32,7% 中間管理職の責任が重くなった
また、成果主義導入によって、離職率が上がった企業も少なくない。
もちろん、弊害の内容というQの1位
→「評価の妥当性を欠いているに関しては」、しっかりとした評価方法を作る必要があると思うし、部署や課によって評価方法も変えるし、育成なんてしないと思っている訳ではないが、この結果を見ても、年功序列を導入しようとは思わない。
だから年功序列を望む人は弊社で働くことは辛いかもしれない。
だが最後に一つ付け加えさせて頂くなら、受け身の姿勢では困るが、年功序列の会社で働きたいとは思っていても、向上心と挑戦心がある人なら…
もし一緒に働いたなら…
その辛さを楽しさに変える自信はある。