初月を終えて
2011年2月1日。
一月が終わった。
創業して一ヶ月が過ぎたことになる。
昨年までとと同じ時間に起き、ビジネスをしていることに変わりはないのだが、気持ちはもちろん、様々な変化があった。
日々整理していないと、気づけばサイフの中で領収書が遊んでしまう気がする。
今は私が全額立て替えれる枚数と金額だから、例え少しぐらい遊ばせておいても問題ないだろうが、今後増えていった時のことも考え、その日の整理を常に心がけている。
中でも一番の変化は、必ず領収書をもらう癖がついたことではなく、出会いの数や広がりだと思う。
そんな時、手前味噌ではあるが、いい社名にしたなーと思う。
<一期一会>→株式会社ICHIE。
今年一年だけでも、あとどれだけの人達と出会い、どんな面白いことを生み出していけるのかと、今からワクワクしている。
そして、そんな一つ一つの出会いを大切に、残り十一カ月も走っていこう!
一年で一番短い月だが、二月もやるぞー!
書店・紙の書籍市場
そして、電子書籍の話を少し。
【書店】
→2000年には20,000店を超えていた書店は、2009年に約15,000店に減少した。
【紙の書籍の市場】(出版科学研究所調べ)
→2010年の書籍・雑誌の推定販売金額は1兆8,748億円で、前年比3,1%減=608億円の減少で前年を下回るのは6年連続(雑誌は13年連続減少の1兆535億、書籍は4年連続減少となる8,213億円)。
返品率のみ書籍39,0%、雑誌35,5%と改善したが、減少傾向に歯止めがかかる気配はない。
そんなデータが先日発表されたが、私も雑誌を読むことは少なくなった。
そして、昨年iPhoneを購入してから、日に日に電子書籍に流れていった。
電子書籍の素晴らしさ
【電子書籍】
すでに読んだことがある人は、2010年で約25%程度らしいが、一度その扉を開けると、書籍に対する考え方は大きく変わるだろう。
例えばマーカー機能。
紙の本の気になる部分にマーカーをしても、どこにマーカーをしたかは付箋でも貼らない限り、めくりながら探すしかない。
だが電子書籍の場合、ボタン一つでマーカーをした場所一覧が出て、クリックすれば、すぐにそのページが開く。
また、もう不要だと思えば、そのマーカーを削除することも出来る。
紙ではマーカーを消すことは出来ない。
そんな素晴らしい電子書籍独特の機能は少なくない。
そんな機能がありながら、多くは紙の書籍よりも安い。
何より、端末の中に全てが収まることで本棚いらずである。
また、学校などでもiPadを生徒一人一人に配布し、電子教科書を導入した学校も出てきている。
紙の教科書に比べ三分の二のコスト削減になり、電子教科書だからこその機能で、授業の幅も広がる。
近い将来、ランドセルは無くなるか、もっとコンパクトになるかもしれない。
「でも本はやっぱり紙の方が…」
そんな風に思っている人も少なくないだろう。
そんな人と話すたびに、いつも思う。
今もレコードを聞いている人はどの位いるだろうか?
音楽をCDウォークマン、MDウォークマンで聞いている人は?
私の友人Yのように、自分の歌声をカセットテープに吹き込んでいる人は?
それらと同じように、本を読むその方法は今後変わっていくだろう。
音楽業界でもそれは起こった。
そんな革命達のおかげで、私達の日常はまずます便利になった。
変わらないほうがいいこともある。
だが私はもうビデオデッキは二度と使いたくない。
便利なことは多少時間がかかっても、いずれ受け入れられる。
今このブログを呼んでいるあなたが、まだ電子書籍を読んだことが無かったとしても、あなたにとっての電子書籍デビューの日は、そう遠くない気がする。
そしてそれが、弊社の電子書籍であれば、それほど嬉しいことはない。