ベンチャー起業だからこそできることがある

あやとり

2011年4月20日。

ここ数年で、一番買って良かったと思うモノは?と聞かれたら、すぐに頭に浮かぶのはiPhoneだ。

先日ある企業が、iPhoneユーザーの端末買い替え意向について調査した結果、76%が次もiPhoneを選ぶと回答していた。

また、今ではiPhoneだけでなく、アンドロイドなどのスマートフォンが、ゲーム機市場を食っているらしい。

iPhoneというか、AppStoreは世界を変える的な本を数年前に読んだことがある。

その本の中で、NTTドコモのiモードコンテンツにも参入した経験がある企業の方が、AppStoreを初めて知った時の感動と興奮を語っていて、当時iモード参入には、かなり高い参入障壁があったとも書いてあった。

ドコモの取引相手として相当かという厳しい審査に始まり、設備やソフトウェアなどの初期投資に数百万~数千万必要で、なおかつ推奨という名の、実質指定サーバーに関しても、長期間の保証金と高額のレンタル料が取られたと。

その時代に、小さな会社が携帯コンテンツビジネスに参入するのは、相当大変だったんだろうなーと思ったのを覚えている。

その後、AppStoreが始まった後に、ある大手ゲーム会社がAppStoreに参入しない理由を「莫大な数のコンテンツに埋もれる可能性」と「ネームバリューや従来の広告が必ずしも通じない世界」と答えていた。

要は、ガラパゴスと呼ばれていた携帯コンテンツに比べ、AppStoreは中小や個人に有利だみたいなことを言っていた。

また、当時の携帯コンテンツの多くが、月々会員費を取っていた。

基本ダウンロード時のみの課金システムというのは、それに慣れた人にとっては、旨味を感じなかったのかもしれない。

実際、使用はしていないのに退会を忘れ、会員費を払い続けていた人は少なくなかったらしい。

また、当時のドコモの手数料は約10%で、Appleの手数料を理解出来ないとも。

それから数年経って、確かに一般個人や中小企業の質の良いアプリが大ヒットし、多くの素晴らしいアプリが無料で販売されていたり、30万を超えるコンテンツ数の中で埋もれてしまう可能性は、その当時よりも高くなったかもしれない。

だが、上述した企業の判断が正解だったかは、その時に参入していたら失敗していたかもしれないので何とも言えない部分はあるが、先日AppStoreでその企業のアプリを見つけたということだけは書かせて頂く。

言いたかったことは、大きい小さいということだけで、全てが決まる訳ではないと思うということだ。

思い出せば小さい頃、少人数だから出来る遊び、大人数だから出来る遊びってあったなーと。

弊社は今、サッカーも野球も試合は出来ない。

どろけいも…つまらないだろう。

だが、だからこそ出来ることがあって、多くの出会いの中で、パートナーさんも入れれば、いろんなことが出来るようにはなった。

そして、パートナーさんだけでなく、自社の規模が増えていけば、もっともっと出来ることは増える。

そのために、今は少人数だからこそ出来る「あやとり」を楽しんでいるという感じだ!

時々内村は一人でゴムとびをしているが…