親子撮影会に参加
生後5ヶ月の2020年7月に、義理の母から某デパートで行われる有料親子撮影会を勧められ、妻がぜひ行きたいと言い、正直自分がそういった撮影会に参加するとは思ったこともなかったが、日程も問題なかったので参加してきた。
当日デパートに着くと、あまり乳児はいなかったが、たくさんの親子連れが並んでいて、受付を済ませた親子からカメラマンとオモチャなどを持ったスタッフさんがいるブースに移動して撮影する流れだった。
順番まで何組かの撮影を見た後、ようやく私達も呼ばれブースに。
主役である息子は、色んな方に「こんなによく笑う赤ちゃん見たことない」と言われるほど普段よく笑うのだが、最初は状況を理解できないのか驚いた表情をしていた。
どんな写真でも思い出になるとは思ったが、せっかくならよく笑う息子の笑顔を撮って頂きたいと息子を笑わせようと息子の方を向くと、スタッフの方から「お父さんカメラ見て下さい」と注意され、結局スタッフの方がなぜか団扇を使って笑わせようとしている動きに全て委ねることに。
そのため息子がいつもの最高の笑顔を見せたのか分からぬまま撮影は終了した。
最後に、この期間に参加した子供の中から1人だけ表紙モデルになれると説明され、その瞬間にきっと全ての親が「間違いなくウチの子が選ばれるだろう」と思うだろうが、例に漏れず私もそう思った。
とにかく久しぶりにプロのカメラマンに撮って頂き、有料ではあったがとても満足できた撮影会だった。
3週間後の電話
その後3週間程経った頃に、私が寝室で息子を寝かしつけていたら、妻がそれを分かっているのに興奮した様子で入ってきて「表紙に選ばれたって」と言った。
その瞬間に息子は起きてしまったが、もう一度寝かしつけをすることになったことなど何とも思わない程に嬉しかった。
表紙の写真はまた改めて撮影するらしく、その電話で日程の確認や撮影日の服装を確認した後、その夜は妻と2人でバカ親のような会話をし、その翌日は息子を「モデルさん」と呼んだりした(笑)
撮影当日
事前に「服装は秋っぽい(長袖や七分袖など)感じで色合いは白や水色で」的なニュアンスを言われ、新たなに服を購入したりと万全の準備で迎えた当日、スタッフの方々が最寄駅までお迎えに来て下さり、皆さんお子さんがいるようで、車中「こんな小さかった時もあったんだね」「赤ちゃんの声って可愛いよね」などスタッフの方々も盛り上がっていた。
そしてスタジオに到着後、息子は撮影する服に着替え。
着替え担当の方がオムツ交換なども手伝ってくれ、万全の状態でスタジオに入り、いざ撮影。
「旦那さんも一緒に撮りましょう」と言われたが、それは断り息子と妻の2ショットから。
が、全く笑わずにびっくりしたような表情でカメラマンさんや周りのスタッフさんを見つめていた。
終わった後に妻には言ったが、息子は私が下から覗き込むような表情をすると必ず笑うのだが、スタッフさんではなく私に笑わせて欲しかったなとは思った。
が、それは言い出せず後方から眺めていたが、スタッフさん達もオモチャなどを使い色々と笑わせようと努力してくれ、本人も場所に慣れ始めたのか少しずつ笑い始めた。
指を口に入れてしまう仕草は最後まで続いたが、その後一人のカットも含め、ある程度のカットを撮って頂き、カメラマンさんやスタッフさん、妻も交えて撮った写真を確認しながらOKが。
スタジオに入ってから1時間もかからなかったと思う。
雑誌発売日当日
雑誌の発売当日は、友人などに一切報告していなかった妻の友人達からの画像付き連絡で始まった。
「表紙飾ってんじゃん」や「いつの間に親子モデルデビューしたの」など、皆一様に雑誌の画像付きでメッセージをくれ、その画像で初めて現物を確認でき、表紙は妻と息子の2ショットで、裏表紙やピンも含め、全4カットが使われていた。
私達の元に出版社から3部現物が届いたが、妻の両親に至っては、近所の在庫全て無くすぐらいの勢いで歩き回ってくれたそうだ(笑)
もちろん私の親も凄く喜んでくれ、今回表紙に選ばれたということで、私達だけでなく、互いの両親や親族なども喜んでくれ、嬉しい出来事になった。
個人的には普段紙の雑誌など全く読まないが、子供が表紙に載った紙の雑誌として形に残ったことも、互いの両親にとっては嬉しかったようだ。
ということで、本当によく笑う息子のおかけで、親族一同良い思い出ができ、モデルさんに心から感謝したい。