人生で大切なことはすべて放課後から教わった
2010年3月25日。
<リスペクト>=尊敬。
多くの人と出会う中で、気づいたらそんな気持ちを自然に抱くことがある。
仲間や両親、【経営者の先輩でもある祖父】で書いた祖父や、先輩等々、身近にも多く存在する。
別にこの人みたいになりたいとは思わなくても、その人を尊敬することもある。
今日はそんな尊敬する人の中の一人について書きたいと思う。
<建築家 安藤忠雄>
1941年生まれの69歳だ。
知っている人も多いだろう。
最近の有名なところで言えば、表参道ヒルズや、東京メトロ副都心線の渋谷駅を手掛けている。
2003年には文化功労者にも選ばれて、東京スカイツリーの監修も手掛けている。
【主な代表作】
・1976年 大阪 住吉の長屋 ※日本建築学会賞受賞
・1984年 京都 TIME’S
・1990年 大阪 光の教会
祖父が建築の仕事をしていたこともあって(祖父は自分の家を自分で設計した)、昔から建築物を見るのが好きだった。
安藤さんの本はもちろん、写真集などを見ていると時間を忘れる。
素晴らしい建築家は大勢いるし、元々好きな建築家ではなく、建築物が好きだった。
その中でなぜ安藤忠雄さんが好きかというと、一番の理由は、安藤さんが独学で建築を学んだという点だ。
それは簡単なことではないと思う。
安藤さんは元プロボクサーだ。
28歳で事務所を設立するまで、海外を放浪しながら世界の建築を見て学んだ。
安藤さんの言葉に「人生で大切なことはすべて放課後から教わった」という言葉がある。
安藤さんが言うと説得力は何倍にも増す。
また、安藤さんは小学生の時に川遊びに行って、友人が川に流され亡くなっている。
それからかは分からないが、責任感というモノをとても大切にされている。
表参道ヒルズについても、後に本の中で
「組合との対話の中で何度もやめたいと思った」
「だが私を選んでくれた人達への責任から逃げたくなかった」
と書かれている。
そして、「会いたい会いたいと思っていると会える」と言われるが、2年前に仕事の関係で安藤さんにお会いすることが出来た。
初めてお会いした印象は、大阪のおもろいおっさんだった。
そんな69歳のおもろいおっさんが今も最前線で活躍している。
20代の私が負ける訳にはいかない!