満月の夜に第二子となる次男が誕生 


第二子出産当日は満月

前回の【お兄ちゃんになる第一子との第二子誕生直前の過ごし方】で書きましたが、2022年10月に第二子妊娠が発覚し、出産が近づいてきた2023年4月からは長男のヒトメタニューモウイルスが重症化しての入院・脱臼(肘内障)・IGA血管炎発症などで慌ただしい日々を過ごしてきましたが、何とかその日を迎えることができましたので、自分自身の記録のために、当日のメッセージのやり取りなど含め、今回もまとめたいと思います。

※第一子出産の記事は破水から立ち会い出産での子供誕生までにまとめています。

まず、3年前に長男を産んだ大学病院は、コロナの影響で未だ立ち会い出産がNGだったため、妻が探した分娩室からは立会い出産OKの別の病院に決めました。

それ以外に第一子出産の時と大きく違うのは、すでに長男がいる点です。

しかも、コロナ禍の影響もあり、今回の病院も、OKなのは夫のみで、長男(子供の)は立ち合いはNGだったため、長男自身にも事前に何度も伝え、陣痛が来たタイミングで長男は妻のご実家に行ってもらうことに。

と、事前に色々と決めていたことと、全く想定していなかった長男が5月末にIGA血管炎を発症し、基本家での安静生活が始まって2日目の6月3日。

同じく2日前にすでにおしるしは来ていましたが、19時頃に妻のお腹や腰が痛くなり、そろそろな気がするということで、そのタイミングで妻のご両親に連絡をさせて頂き、お迎えに来てもらうことに。

出産当日は満月でした

20時9分、妻のご両親が到着し、長男とバイバイを。

事前に何度も話していたこともあり、笑顔でバイバイができました(ただ、後で聞いた話ですが、車が出発して最初の信号で長男が「やっぱり寂しいな」と呟いたとのことで、その言葉に義母は泣いてしまったとのことでした)。

その後一旦落ち着いた後、22時前に破水が来た気がするとのことで病院に連絡。

病院へ出発

22時、病院へ出発。

22時35分、病院に到着。

病院の決まり通り、まずは妻だけ病院に入り、20分程経ってから、妻から「お腹は張ってるは張ってるから帰らない方が安心だと思うと助産師さんから。でもまだ産まれそうに無いって。もし朝になって陣痛が完全におさまったら、その時は私も帰る選択肢も出てくるって」と連絡が。

続けて
「赤ちゃんは元気で、破水もチェックしてもらったけど、破水じゃなかった」
「助産師さんに赤ちゃん動き回って元気ねって言われた(笑)」とも。

この時点で時刻は23時。

そのため、ここで私だけ一度病院を離れ、病院近くのファミレスで連絡を待とうと思ったのですが、コロナ禍の影響で、24時間営業が終了し「今日は0時閉店ですが宜しいですか?」と言われ、結局一度家に帰ることに。

その後、妻とメッセージでのやり取りは続け、0時30分

「今、陣痛室なんだけどさぁ、前回のあの痛みを◯◯(私の名前)のテニスボール無しで乗り切れるか不安すぎる」
「(病棟が忙しいと思うから)とても隣についてもらえる感じではないし…」
「分娩室に移動したら期待してるから、今のうちに休んでね」
と連絡が入りましたが、寝たら起きる自信がなかったので、そのまま起きていると

「痛みが強くなって、前回の事をやっと思い出してきた…痛みを思い出したから不安なんだろうなぁ(笑)」
「でも破水とかないし大きな変化はなし!だから今のうちに休んでね!私も寝れそうなタイミングで寝るから!」
と続けてメッセージが届いたので、私から
「そうだね。でも◯◯(妻の名前)は怪獣を3年間育て3年前よりかなり強くなってるよ(笑)◯◯(妻の名前)が頑張ってくれれば、ウチにさらに可愛いくて面白い人が増えるから、辛いだろうけど頑張って!」と返信。

妻から
「確かに怪獣さんのお陰で3年前より強くなってる気がする!超説得力ある(笑)ありがとう頑張れる!」と返信があり、一旦ここからメッセージのやり取りが途絶える。

再度病院へ

1時55分、「4.5センチまで開いてる」と妻からのメッセージ。

2時5分、「間に合わないのが不安だと伝えたら、旦那さんが待つかもしれないけど、向かってもらっていいと」と妻から連絡があり、着替えなどをして、再度病院に向かう。

3時3分、再度病院に到着し「もう着いてるからね、安心して」とメッセージを送る。

3時6分、「凄く安心した」「ありがとう!!今自分でテニスボールで押してて、でも全然うまく出来なくて、ありがたみを感じてたところ」と妻から返信。

3時19分、待合室には入って良いという連絡をもらい、待合室に入室。

妻の声は聞こえるが、自分は何もしてあげられない時間が続く。

その後、10分ぐらいでスタッフに呼ばれいよいよ分娩室へ。

いよいよ分娩室へ

妻との再会の第一声は、「一人で頑張ったね」だったと記憶。

5時間程度ぶりの再会でしたが、妻は号泣。

後から妻に聞いたところ、「心細くて待ちに待ったから顔見たら号泣しちゃった」と。

そこから、私は手を握っていることぐらいしかできなかったですが、妻が今回も本当に頑張ってくれ、私が分娩室に入って10分程度で無事次男が誕生しました。

妻が助産師さんに「大丈夫ですか?」と聞いたと同時に、泣き声が聞こえた瞬間、本当に感動しましたし、可愛い声だなと思いました。

助産師さんが妻の胸に次男を置いた瞬間、妻が「やっと会えたね」と言ったのが印象的でした。

2023年6月4日(日)3時54分、身長52cm、体重3,306gの、最高に可愛い男の子が産まれました。
次男誕生②立ち会い出産 父親 病院

2回目でも、その感動は全く変わることなく、

出産前は、正直自分としては3歳差で良かったと思っていましたが、そんなこと全てがどうでもよくなりました。

早速抱っこさせてもらった時は、僅か3年程前に経験したはずが、赤ちゃんってこんなに軽かったっけ?と驚きました。

その後は、第一子の時とは違い、出産後の撮影はOKだったので、動画や写真を撮りまくり、しばらく妻と二人で次男の誕生を堪能しました。

次男は時折目を開けたり、口をムニャムニャ動かしたりしていました。

そして5時、妻と「また夕方に」と別れ、一人病院を出ると、すでに外は明るくなっていて
出産直後の空 朝 早朝

久しぶりに早朝の街を清々しい気持ちで景色を眺めながら帰りました。
出産の朝 晴天 早朝

帰り道、お腹が空いていることに気づき、早朝でも開いていた「富士そば」に入り朝食を食べました。

会社員時代も会社近くにあったこともあり、何度か食べたことがありましたが、間違いなく今までで一番美味しかったです。

そして、お腹も心も満たされた残りの道中、これからもっと楽しくなることにワクワクしていました。

ただ、第一子の時は、子供が生まれた余韻を数日間満喫した気がしますが、今回は起きたら第一子を迎えに行かなきゃなど、今日からしばらく一人の生活が始まるわけでもなく、やらなきゃいけないことが沢山あったので、あまり余韻に浸ってる時間はなかった気がします。

家族が増えるということはこういうことかなど考えながら、帰った記憶があります。

ただ自宅に戻り、寝るまでの時間は、次男の誕生をもう少し噛み締めたいなと思い、早朝でしたが、一杯だけ飲みました。

妻が今回も前回以上に頑張ってくれ、母子ともに健康で、元気に生まれてきてくれたことに感謝し、今日の出産後の動画を観ながら飲みました。

そして、この日から数日間長男との二人生活が始まりましたが、その日々はまた改めて。