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価値あるモノを提供する会社に

期待を超える

2009年10月21日(水)。

まず今日は、珍しく今働いている会社の話から。

今日ずっと追いかけていた案件の契約を頂いた。

今回は始まりから厳しかった。

元々現状の取引会社1社+新規で2社の計3社でのコンペだったみたいだが、「上からもう一社増やせと言われまして…」と初めて連絡をもらった時には、すでに3社が動き始めて一ヶ月が過ぎていた状況だった。

「それでも宜しければ参加して頂けますか?」

「もちろんです」

間髪入れずに答えた。

そんなことを言われれば言われるほど、やる気が出る。

タイトなスケジュールではあったが、必ずお客さんが求める日時より前倒しで答えた。

別にスピードだけが重要だと思っているわけではないが、まずは小さなことからお客さんの期待を超えたい。

そんなことが評価されたかは分らないが、最終プレゼンには支店長も同席して頂けた。

これはとても大きかったと思う。

最終意思決定が担当者ではない場合、どんなに担当者にプレゼンで訴えかけても、そこから意思決定者に伝わるのは50%、へたしたら10%のこともある。

時には資料だけを渡すこともあるだろう。

そんな最終プレゼンはお客さんの要望とはかけ離れた、まったくの違った角度からの提案だった。

少し間違えれば、お話にならない状況だが自信があった。

後発組が主導権を取る自信が。

そして最終プレゼンを終えて、あの時点で取ったとは思っていたが、やはり結果が出るまでの間はドキドキする。

それに、決定前の今日の昼に、担当者の方と電話で話した時は、「最終的に本社に確認中です」と言われ、「御社でなかった時は本当にすいません」とも言われ、少し不安もよぎった。

だからこそ、「宜しくお願いします」と言われた瞬間、とても嬉しかった。

仕事のやりがいを感じることは多々あるが、この瞬間が私の中で上位にくることは間違いない。

もちろん、ここからが始まりなのだが。

そして協力会社の人達も皆いつも以上に喜んでくれた。

なぜなら、この案件の始まり方で、各社取れると思っていなかったらしい。

そんな感じだったんだ…

とにかく、会社はもちろん、多くの人達と喜びを共有出来ることは素晴らしいことだ。

そして最終的には、お客さんとも喜びを共有する!

「お前はなんか持ってるよ!」

協力会社のある社長から言われた一言。

お世辞だとしても、今日は喜んで受け止めたい!

そして、来年の起業後に、内村や鈴木と初めて喜びを共有する瞬間。

その瞬間が今から楽しみだ。

あとはこの案件が取れたことにより、年内は土日出社が増えそうだが、定例ミーティング等を内村と鈴木に平日の夜に変更してもらうことを企むだけだ。

【この章の言葉】は

お二人さん、上記の件宜しく!

お客さんも自分達も

そして話は変わって、100年に一度の大不況の影響で、不景気不景気と言われ消費低迷が叫ばれているが、逆を返さばお金を頂く有難さや、自分の会社の商品やサービスを見直せる時期でもあるのではないか。

商品やサービス等に対して対価を払う。

当たり前のことだが、多くの人達のサイフの紐が固くなっているのも事実だろう。

だからこそ、この紐を緩めることが出来るのは、本当に価値がある・必要だと認められる証だ。

なぜこんなことをいきなり書いたのかというと、今日内村とランチを共にした。

収益に対する話の中で、そんなことを考えた。

初めてお客さんから対価を頂く時。

その日が来るために、価値あるモノを提供しなければならない。

趣味ではないので自己満足では話にならない。

ただ、自分達も必要とするサービスを提供したい。

そして、お客さんに必要とされ、どんな形であれ、どこからか対価を頂かなくてはならない。

内村とそんなことを話し、互いに気合いを入れ直した。

【今日の言葉】は

人に施した利益を記憶するな。

人より受けた恩を忘れるな。