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麴町中校長が教える子どもが生きる力をつけるために親ができること

絶賛イヤイヤ全盛期

2歳4ヶ月の子供が絶賛なんでなんで&イヤイヤ期を迎えています。

先日、朝ご飯を食べている時に、息子が自分で食べていたスプーンを私に渡し「パパやって」と言われ、残りをスプーンで食べさせようとすると「自分でーーーーーーーーーーーーーーー」と突如怒り、しばらく泣き叫んでいました。

最初コントをしようとしているのかと思いましたが、そうではないと気づいてから、一瞬頭がハテナでいっぱいになり、私も少し遠くを見つめていました(笑)

麴町中校長が教える子どもが生きる力をつけるために親ができることを読んで

ということで、先日久しぶりに本を読みました。

その本がこちら
麴町中校長が教える子どもが生きる力をつけるために親ができること:工藤勇一

1960年生まれで現千代田区立麹町中学校校長の著書。

昔この近くに住んでいたことがあり、結局その話はなくなりましたが、息子が生まれた後にもこの辺に住むかという話が出て、妻と近所の小学校・中学校を調べた時に、この麹町中学校も出てきて調べたことがありました。

その際、少子化の現代で、かつ千代田区なのに、全校生徒が330人もいることに驚いた記憶があります。

そんな麹町中学校の校長が書かれたこちらの本は、別にイヤイヤ期向けの子育て本ではありませんが、内容はもちろん、目次だけでも価値ある目次だと思ったので、自分自身のため残しておきます。

目次一覧

01 子どもはもともとは主体的な生き物
02 手をかけないほど、子どもは自律する
03 不幸になるなら「理想の子育て論」はいらない
04 子どもは思うようには育たない
05 どんな環境でも挑戦できる強い脳はつくれる
06 親はいい加減くらいでちょうどいい
07 親密な親子関係が幸せとは限らない
08 子どもの問題は大人が勝手につくっている
09 あえて言葉にしないほうが、うまくいくこともある
10 親が社会を否定してはいけない
11 本当の厳しさとは「信用」
12 ゆとりのない経験こそが、ゆとりの心を育てる
13 1等賞は称えない
14 なんでもかんでも叱らない
15 叱るときは「子ども基準」で考える
16 言葉や態度にしなければ、想いは伝わらない
17 子どもを変える「タイムマシン・クエスチョン」
18 差別する心は消せなくても、差別しない行動はできる
19 嘘も大切なコミュニケーションスキル
20 偽善者でいいんだ
21 ゲームに夢中なときだって、生きる道を見つけるチャンス
22 食べ物の好き嫌いがあったっていい
23 汚い言葉遣いから、「言葉がどう伝わるか」を考えさせる
24 友達が多いか少ないかは、たいした問題じゃない
25 「習いたがる子」をつくらないことが、子育ての本質
26 家庭学習の習慣は、子どもの時間を奪うだけ
27 特性に縛られすぎてはいけない
28 読み書きが苦手でも、活躍する道は必ずある
29 学べる場所は、学校だけじゃない
30 「読解力」より「伝える力」を磨こう
31 受験に失敗したときこそ淡々と過ごす
32 学校からの呼び出しは、子どもを「叱る」ためじゃない
33 約9割の子どもがいじめ加担者
34 いじめは客観的事実で解決に導く
35 本来、子どもは未熟なもの
36 遠慮なく学校、教育委員会と連絡を取ろう
37 全員が当事者になることで教育が変わる

印象に残った言葉

印象に残った言葉としては
「親はいつ子供を手放すか逆算して、それぞれのフェーズに合った子育てをすべき」
「子供にとって家庭が安心安全な環境であることで、自信がつき、何かに挑戦してみようという気持ちが生まれるからです」
「失敗しても大丈夫という安心な環境があってこそ大きく成長するものです」
「固定化された価値観から子供を解き放ち、視野を広げることが大人の役目です」
「人が大きく成長するには挫折や失敗が必要です」
「人は行動の積み重ねでこそ評価されていくもの」
「悩んで悩んで最後は自分で決めろ」
などです。

ページ数も203と、さらっと読めるページ数ですので、ご興味のある方はぜひ。