変更できるのは1年に1回 つみたてNISA口座の変更方法
前回の記事【ひふみ投信でつみたてNISAを5年間運用した結果】でも書きましたが、2018年からレオスキャピタルワークスのひふみ投信で運用していた「つみたてNISA」を、2024年からSBI証券に変えることにしました。=つみたてNISA口座は1人口座しか持てない・変更できるのは1年に1回
理由としては、2018年から「つみたてNISA」を始めるにあたり、2017年時点ではひふみ投信が運用実績等含めつみたてNISAには良いかなと思い選びましたが、その後の運用実績・他の魅力的な商品・クレジットカードで決済できるなどです。
そのため、同じようなことを考えている方のために、自分自身が行なった手続きの流れをまとめたいと思います。
ちなみに、ひふみ(レオスキャピタルワークス)以外の証券会社は今まで楽天証券を使っていたので、「つみたてNISA」をSBI証券に変更するにあたり、SBI証券に口座開設の申し込みをすると、イートレード証券時代の2005年にすでに開設しているとの回答があり驚いたのですが(笑)、そのため口座開設はすでに完了した状態からという前提になります。
①今つみたてNISAを運用している証券会社から金融商品取引業者等変更届出書を取得する
まず、今年度もすでに私は「つみたてNISA」をレオスキャピタルワークスのひふみ投信で運用していましたので、変更できるのは来年度(2024年度)からになります。=その年度で、すでに1円でもつみたてNISAを運用した場合、変更できるのは来年度からのみ
そのため、来年度の変更受付が始まる9月25日を過ぎるのを待ち、レオスキャピタルワークスから金融商品取引業者等変更届出書を取得しました。=来年度からの変更の場合、提出は10月1日以降
私は、事前にレオスキャピタルワークスは電話かメールでした取り寄せられないという記事を読んだため、電話で郵送依頼をしてしまい、到着まで3日ほどかかりましたが、今はオンラインでダウンロードすることも可能です。
【金融商品取引業者等変更届出書の取り寄せ方法 レオスキャピタルワークスの場合】
電話:03-6266-0123(受付時間9時~17時※土日祝日を除く)
メール:cc@rheos.jp
ダウンロード:こちら
②金融商品取引業者等変更届出書が届いたら必要事項を記入して返送しSBI証券からNISA口座金融機関変更届書を請求
金融商品取引業者等変更届出書が届いたら、氏名・生年月日・住所・電話番号を記入(口座番号はすでに記入した状態で届きました)して、同封していた返信用封筒に入れて返送。
その後レオスキャピタルワークスから勘定廃止通知書が届きます(私の場合、返送してから再度届くまで土日祝日を除くと7営業日でした)。
その通知書が届いたら(通知書が届く前でもSBI証券に請求することは可能ですので並行して請求しておいた方が時間短縮になります)、今度は変更先のSBI証券からNISA口座金融機関変更届書を請求します。
SBI証券のホームページTOPメニューバーの「NISA・つみたてNISA」をクリックし、下記画像の緑のNISA口座金融機関変更(他社でNISA口座をお持ちの方)をクリックし
約款をチェックし、下部の書類請求はこちらをクリックします(下記画像はすでに請求後なので再請求になっています)。
③SBI証券からNISA口座金融機関変更届書が届いたら勘定廃止通知書と共に返送する
SBI証券からNISA口座開設届等が届いたら、レオスキャピタルワークスから届いている勘定廃止通知書と、今回SBI証券から届いたNISA口座開設届等・マイナンバー確認書類のコピー・本人確認書類のコピーを返送します(すでにSBI証券にマイナンバー確認書類を提出済みの場合、マイナンバー確認書類の再提出は不要です)。
その後、SBI証券が税務署に申請を行い、審査が始まります。
新NISAの1月つみたて設定の締切日は12月10日ですが、この審査が通れば、来年度からSBI証券で「つみたてNISA」の積立が可能になります(審査には通常1週間〜1ヶ月ほどかかるとのことです)。
私は10月中旬にSBI証券に上記書類を返送し、12営業日でSBI証券から下記の連絡がありました。
>お客さまより必要書類をSBI証券へご提出いただき、税務署へNISA口座の開設の可否の確認を行いました。
>その結果、当社でのNISA口座の開設が完了しましたのでご連絡いたします。
現在、かなり時間がかかっているようですので、お早めに手続きされることをオススメします。
>他社からのNISA口座のお乗り換えは、新NISAの開始に伴い、他社・当社の手続きに通常よりお時間を要することが想定されます。
>期間に余裕を持ってお手続きくださいますようお願い申し上げます。
④ひふみ投信で積み立てていた分について
最後に、これまでレオスキャピタルワークスで積み立てていた分についてですが、その分はSBI証券に移すことはできません。
ただ、非課税期間は購入した年から20年のままですので、例えば一番古い2018年度に購入した分でも、2037年12月末日までに売却すれば非課税です。
そのため、これまでのひふみ投信分をすぐに売却する必要はなく、そのまま継続して保有し、期限までであれば好きな時期に売却すれば問題ありません。
以上、つみたてNISA口座をひふみ投信からSBI証券に変更する方法でした。
※三井住友NLカードを使ってSBI証券でつみたてNISAを始める方法は【こちら】
※つみたてNISA(ひふみ投信)の売却(解約)方法は【こちら】