起業したいと思った理由

起業したいと思った理由

そっち側にいきたい

2009年9月11日、2度目の投稿。

今回は起業理由について書きたいと思います。

最初のキッカケは、高校に上がった頃から、アルバイト等と言えば引っ越し屋さん等の肉体労働でお金を稼ぐタイプだったのですが、建設現場で鳶職をしていたある日、午前中の仕事を終え、午後からの仕事を始めて少し経つと大雨が降ってきて、作業中止になりました(鳶職とは基本的に外仕事で、建設工事に伴う足場等を作る仕事で、雨の場合は危険と判断すると中止になります)。

その時、働いていた人達はみんな(自分も含めて)喜んで帰り支度をしていたのですが、親方(社長)だけはとてもくやしがっていました。

帰って何しようと考えていた自分達とは違い、工期のこと、今日の人件費等、自分達とはまったく違うことを考えていたのだと思います。

その瞬間に、自分自身と社長との仕事に対する想いの違いを感じ、仕事が中止になったことをくやしがっている社長がうらやましいと思ったのです。

「俺もそっち側にいきたい」

仕事が中止になったことを喜ぶ人間ではなく、くやしがる人間になりたい。

その時初めて、起業ということを考えたのです。

意識の変化

それからの何年かは、自分自身、常に経営者の立場に立って仕事をしてきました。

1961年のJ・F・ケネディー氏の大統領就任演説の言葉を自分なりに少しアレンジし

あなたの会社が自分に何をしてくれるかではなく、自分が自分の会社のために何が出来るかを考えよう。

そういつも自分に言い聞かせ、働いてきました。

それからは仕事に取り組む姿勢も大きく変わりました。

又、この頃から日経新聞を読み始め少しずつ経営書等を読み始めました。

有り難いことに実家では日経新聞を購読しており、父親の書棚には経営書等がずらりと並んでいたため、今まで経営書等を読んだことが無かったこともあり、会社員になる22歳まで父親の本で不自由はしませんでした。

たまに自分で買ってきた本を父親がすでに持っていたりしたぐらいです。

そして、飲みに行く度に近くで延々と仕事の愚痴を話す人々や、休みの日のために仕事をしていると言う人々に会う度に、〈こうはなりたくない〉と反面教師としてとらえ、新たに土日の休みと同じ位仕事が楽しくなれる自分と・社員にとっても理想となる会社を作りたい。

社会に必要とされる経営者・会社を作りたいという思いが芽生えてきました。

もし、未来の社員達がこれを読んで社員にとってぜんぜん理想の会社になってないと思うなら、ぜひ私の所に来てほしい。

今晩飲みにでも行こうじゃないか。

その時は率直に意見を言ってほしい。

期限を設け優先順位をつけた行動計画をつくる

そして、ある日読んだ本の一つの言葉

会社は一種の動物園で、飼われている動物は毎月25日になるとエサをもらえる。

長く居ると森に帰れと言われても帰れなくなる。

そのくせ、オリの中だとブツブツ文句を言う。

自分に自信や実力があれば外に出て自分でエサを取ってくるのに。

漠然と起業したいと思っていましたが、この言葉と出会い、しっかりと期限を設け、そのために日々行動していこうと思いました。

常に持ち歩いている手帳に明確な長期目標を書き、それを逆算して行動計画を作る。

行動計画には細かく優先順位をつけました。

これにより、漠然としていた道のりがはっきりしました。

そして何より、常に持ち歩いている手帳に目標や夢を書くことはとても楽しく、書くことにより、頭で考えている時より目標が明確になり、日々目にすることにより、意識し長期のイメージができ…いいことばかりでした。

最初は綴じ手帳を使っていたのですが、後からどんどん増えていく目標に対応出来ず、持ち運びに便利なシステム手帳のミニに変え、今度は書くスペースが足りず今ではバイブルサイズになりました。

持ち運びには不便といえば不便ですが、携帯は忘れても手帳は必ず持ち歩いています。

上記の手帳に記した長期目標により、起業年は2012年にしました。

この時の理由はとても単純で、2012年に29歳になり、20代で起業をしたいという思いと、資本金・経験値等を考え、2012年の欄に起業と書き込みました。

以上が起業の理由、起業への始まりです。

今日も最後に一つ【好きな言葉】を。

どんなに知識があっても好きな人間には勝てない

どんなに好きな人間でも楽しんでいる人間には勝てない

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