レスポンス
2010年2月4日。
今までフットサルのことは書いてきたが、サッカーのことは書いてこなかった。
私はフットサルの他に社会人サッカーも2チームに所属している。
今回書くチームは、今年先輩でありフットサルのチームメイトであるK先輩と一緒に誘われて入ったチームである。
K先輩も私も別のチームにも所属しているし、メインはフットサルのため、フットサルともう一つのサッカーが同じ日に重なった場合はそちらを優先することを条件に加入した。
だがさっき、チームの代表から「来期の参入を辞退しました」というメールが入った。
理由は参加不参加の返信メールもせずに欠席し、当日人数が集まらないことが続いたためと書いてあった。
こんな状況で来季も代表は出来ないし、リーグに参加しても迷惑をかけるだけだとも書いてあった。
私も上記チームには助っ人という形で、実際昨年のリーグはほぼ出ていないのだが、代表の気持ちは痛いほど分かる。
私の地元でも以前は毎回私がメールを入れていたのだが、返信を返さない人間が多いため、去年出欠表という共有スケジュールを作った。
私の地元は別に試合をする訳ではないが、人数が把握できないと、お店の予約の際等、いつも面倒だった。
最近はもう表明した人数で予約しているが、以前はドタキャンした人間の分も来た人達で払っていた。
そんな時は私も<来た人間に迷惑がかかっている>と、言いだしっぺとして悩んだことがある。
冒頭のサッカーの件も地元の集まりも、別に絶対出席しなければいけない訳じゃないのだから、何も返信をしないというのは理解が出来ない。
ビジネスの世界でも、レスポンスはとても大切だ。
そしてビジネスの世界ではスピードも。
お客さんなどと予定を調整することは、ビジネスマンであれば何度もあるだろう。
そんな時に相手がレスポンスが遅いと、送った時には「今時点で水曜の午前と金曜の午後なら空いています」と送ったとしても、返ってくる頃には埋まってしまうこともあるし、埋めずに他の予定が組めないことがある。
また、仕事でも契約を頂いた時にお客さんに何度か言われたことがある。
「他社さんもいいプレゼンだったし、価格はむしろ安かったけど、プレゼンよりも価格よりも、御社がレスポンスが一番早かったから」と。
確かに、恋愛では10代の頃などあえて返信を遅く返したりしたこともあるし、仕事でもあえてレスポンスを遅くしたこともある。
だが、サッカーの出欠や飲み会の出欠にそんな駆け引きはいらない。
絶対的に早い方がいい。
冒頭のサッカーの件も、サッカーがしたいのは代表だけではないはずだ。
確かに皆がまだ20代そこそこの社会人で、自分一人だけで予定を組めないということもあるかもしれないし、急遽仕事が入ったりすることもある。
だが、前日にならないと分からないならそう連絡すればいい。
もう社会人なのだから、自分が代表の立場ではなくても、代表の立場や思いを考えるべきだった。
中には別にこのチームでサッカーがしたいのではなく、サッカーがしたいだけというなら、別のチームに入ればまたサッカーは出来るだろうが、返信をしない人間など、どこに行っても必要とされないのではないか?
相手を想い、自分も楽になる
ビジネスの世界ではたった一回の連絡ミスが、大きな痛手になることがあるだろう。
そしてレスポンススピードが早いということは「この人暇なの?」と思われる可能性より、プラスになることのほうが多い。
今はケータイも当り前のように普及し、会社に居なくてもメールもFAXだって受け取れる。
そんな時代に遅いというのは致命的だと思う。
未来の社員達にも、いつも意識していてほしい。
レスポンスのスピードを意識するということは、相手のことを思うことだ。
相手の立場に立つことは、仕事だけでなく生きていく上でとても大切だと思う。
それに、レスポンスを早くすれば自分の予定も組みやすくなる。
上司に予定を決められる新入社員の時は難しいかもしれないが、年齢に関係なく、仕事も遊びも充実させたいなら、一日でも早く、自分で予定を組めるようになるべきだ。
出来ていないと思う人は、まずはプライベートからでも意識してみればどうだろう?