通例に縛られず常に創造と挑戦を

通例に縛られず常に創造と挑戦を

ぶち壊せ

2011年5月16日。

この夏の電力不足懸念を踏まえ、先日スズキの鈴木会長が「背広、ネクタイがジェントルマンという発想をぶち壊す必要がある」とおっしゃっていた。

エネルギー基本計画も白紙に戻すと発表された。

電力不足は、この夏だけの問題では済まないだろう。

この間久々に7時台の電車に乗ったが、気持ち悪いぐらい人で溢れていた。

サマータイムどうこうでもなく、冒頭の背広・ネクタイがジェントルマンっていう発想と同じように、会社は9時からという発想の企業って、まだまだ多いんだなーと感じた。

背広にネクタイがジェントルマンという発想は、そもそも私は持ち合わせていないし、以前スーツが好きだと書いたが、好きだから着ているだけである。

それに最近背広というもの自体着てない。

むしろ今年の夏は、ビジネスシーンで、ポロシャツデビューしようとも思っている。

襟も立てて。

だが、服装など以外でも、個人だけでなく会社として、どんな時も通例などに縛られず、常に創造していこう。

〜でいたい

本題に。

先日、出版業界で勤めているという方が書いていたある記事について。

その中で「ファッション誌など、写真重視の雑誌はやっぱり紙」と書いていたが、よく意味が分からなかった。

まず、ファッション誌の多くが、厚く・重く・そして場所をとる。

それは買ってから捨てるまで付きまとう。

また、昔の自分の記憶では、気に入った服を見つけてから、まずブランド名をチェックし、後ろの方の電話番号一覧から電話番号を見つけ電話し、在庫がまだあるか聞いて取り置きしてもらい、ショップに買いに行くという一連の流れだったが、電子版であれば、そこから商品購入ページまでたどり着かせることだって出来る。

動画も載せることが出来るのだから、よく女性誌にある、化粧の仕方や髪型など、動画の方が分かりやすいとも思う。

だから、ファッション誌なんて、余計電子版なんじゃないかと思うのだが…

この方はタブレット端末などを使ったことがあるのだろうか?

タブレット端末などがある程度普及した後、紙版・電子版どちらも発売し、電子版でも付録をもらえるようにしたら、圧倒的に電子版の方が売れると思う。

また、

いい記事はお金をかけなきゃ作れないんだからコンテンツをタダで配るのはやめてほしい。
「ビジネスモデルは広告で」なんて言っても、上手くいっているメディアなんてほとんどないんだし。

上記については、まず、では有料雑誌は売れているのだろうか?

それに関しては13年連続減少という結果が出ているし、別にタダで配るという出版社は配ればいいし、配りたくないなら配らなければいいだけだと思う。

また、ファッション誌だけでなく、少しずつウェブカメラなどを使い、自分自身でのバーチャル試着も普及し始めている。

赤外線センサーで体全体の位置を認識させることにより、今までのネットショッピングのように、自分でサイズを測る必要も無くなる。

「試着をしないと不安」という層から「ネットショッピングでバーチャル試着をして購入した」という層が今後増えていき=店舗を持たないショップも益々増えていくだろう。

市場は日々変化している。

もしその変化・進化を受け入れられないのであれば、新しい変化・進化を生み出すしかない。

だが、その変化に気付いてさえいないのは論外として、その変化をあえて見ようとしないであれば、その先に待っているのは衰退だけではないか?

常に敏感でいたい。

いつまでも新しいことを受け入れられる企業でいたい。

どんなに実績があっても、過去と今を理解し、常に挑戦する企業でいたい。

それは、人間が「健康でいたい」と願うように、企業としての健康を維持するために、必要不可欠なことだと思う。

そして、追いていかれないようにではなく、その進化・変化を生み出す企業でいたい。

短い記事ではあったが、読み終えた時、そう改めて思った。

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