せっかくなら
2009年11月10日。
この間のMTの時に、内村と「旅行にでも行きたいなー」という話をした。
それは、この先しばらく旅行には行けなくなりそうだからということもあったと思うが、なんとなく旅行に行きたい気分だったのだと思う。
サッカー選手の夢を諦めた10代の半ば過ぎからは、よく旅行に行った。
何度か紹介した魚屋をしている友人が奈良の高校に進学して最初の冬に、きっと寂しがっていると思い、友人と二人自転車で東京から奈良を目指したこともあった。
真冬に野宿をしながらという計画だったため、初日の公園のドカンでの就寝で凍えそうになり嫌気がさして帰ってきたが…
夏に東京から片道の船の切符だけ持って友人と沖縄に向かったこともあった。
だが、二人共船酔いして、沖縄に行くつもりだったのだが、途中の奄美大島で耐えられず降りた。
目的地ではなく、知り合いも、お金もなかったのに、地元の人達の優しさで1週間以上滞在した。
<日本で一番人がいい島>
以前、そんなタイトルのテレビ取材が来たこともあると地元の方が言っていたが、間違いではないと思う。
荷物を持って歩いているだけで、「お前ら泊まるとこあるのか?」と声をかけてくれ、自宅に招待してくれた。
最後に泊めてくれた方は「そろそろご両親も心配だろうから帰りなさい」と、帰りの飛行機代を渡してくれ、空港まで送ってくれた。
あんなにも人の優しさに触れた旅行は、後にも先にも奄美大島が一番だ。
また、なぜか青森にいる内村のおじいちゃんおばあちゃんに二人で会いに行ったこともあった。
京都や沖縄など、好きな場所には何度も行った。
両親には
「若いうちから海外を見ろ」
「コンビニの前に座っているよりは世界を知れ」
と、何度も海外に連れていってもらった。
オーストラリアではグレートバリアリーフに潜り、アボリジナルにも会い、スイスのアルプスの山々に感動したり、ドイツで税関に中学生に間違えられイラっとしたり、カナダでは当時からすべての建物が禁煙なことに驚き…
多くの感動や出会いを経て、思ったこと・感じたことは多々あったが、結局帰ってきて一番思うことは…
海外に行っても、国内旅行をしても、結局一番思うことは…
日本、そして地元(東久留米)が好きだということだった。
だが、地元の仲間で中学生の時から毎年夏に行っている城ヶ島という場所がある。
「俺達の海を探しに行こう」という訳の分からない理由で始まったその場所への旅行は、今ではかけがえのない時間であり、第二の故郷とも言える場所だ。
そんな場所に、良いか悪いか分からないが、私も内村も来年も行けそうだ。
せっかく行けることになったので、今まで以上に楽しんでこようと思う。
もしかしたら、来年以降はしばらく行けなくなる可能性もあるので。
そのために、今年のようなバタバタの状態ではなく、余裕を持って旅行を楽しめるように、それまでの時間を過ごしていこうと思う。
そして、いつか地元はもちろん城ヶ島にも、何かビジネスで貢献できれたら良いなと個人的には思っていたりする。
【今日の言葉】は
二日休みがあるなら
一日休養
一日教養