起業前のプレ営業

プレ営業実施

2009年10月10日(土)、今日はプレ営業日だった。

起業前だが、机の上であーでもない・こーでもないというよりは、ターゲット層の声を直接聞いたほうがいいと判断して、事前に資料を準備し、アンケートという名目でターゲット層に向けて訪問に行った。

名刺も固定番号もない中、お渡しするサービス内容等を記載した紙に、会社名とメールアドレスは記載した。

行く場所も、もちろん事前に調査し、タイムスケジュールも作り、服装はスーツで揃えた。

前日に鈴木から「ストライプが入ってても大丈夫かな?」という母親気分を味あわせてくれる電話があったりした(笑)。

朝10時に集合し、100件分のアンケート回収を目標に、法人相手の仕事しかしたことのない私と内村は30部、個人相手の仕事をしている鈴木は40部の計100部を用意した。

まず質問事項を書いた自分達用の紙を見ながら、戦略を確認しあった。

今回は法人ではなく個人宅に直接訪問。

そのため

・ポストの表札でターゲット層を確認しよう

・数に限りがあるため不要という人にはお渡ししない

・大事な情報はすぐに共有しよう

・数より質

等を確認した。

三連休の初日ということもあり、不在宅が多いのではないか・訪問営業自体を自分自身がインターホン越しに断るので厳しいだろうと思っていたが、反応を知るのは早いほうがいいと思い今日にした。

まず11時からお昼までの一時間、各自地図で自分がまわる場所を確認した後、まずは探りながらの営業。

私は一軒一軒訪問する方法ではなく、家の前にいた方に声をかけ、そこから紹介という形で、連続して4件アンケートに答えてもらった。

その後インタホーンを鳴らした方に「今忙しいので」と断られ12時になった。

私4、内村1、鈴木1の計6件のアンケート結果と、各自がまわってみた感想や表札の判断方法等を出し合った。

訪問というか結局飛び込み営業のため、各自想像以上に厳しかったという声があった。

不在の方(居留守?)も多かったと。

ただ午後はこうやってみようとか、こんな質問の仕方にしてみよう等を話し合い、各自切り替えて、お昼時に伺うのは失礼だと思い、13時から活動再開した。

長くなってしまうので結論を。

結果的には多くの方から、私達が考えていたサービス内容に対しての叱咤激励を受けた。

ただ突然伺った、まだ創業もしていない会社に対して有り難いお言葉だった。

一語一句メモを取った。

また少なからず、今すぐサービスを受けたいと言ってくれた方もいた。

びっくりしたのは、会社名を名乗った時、まだ創業前で一切公表していないのに「あー聞いたことある」と言われたことと(笑)、別の年配の方で「今必要と思われているサービス等はありますか?」と聞いた時、「家族」と言われたことだった。

今回私は個人宅への飛び込み営業は初めてで、厳しいお言葉も受けたが、とても充実した気分だった。

それは内村・鈴木よりも件数を集めれたことではなく、お客様の声を直接聞けたことだった。

それにより、自分達の考えの甘さや足りないモノが浮き彫りになった。

今回集めたアンケートをしっかり見直し、根本から考え直し、今回ご協力頂いた方達のためにも<理想を現実にする>サービス提供に向けて、もっともっと考えていかなければ。

そう強く思った。

ちなみに、クロネコヤマトの創業初日の荷物は11個だ(今は10億個以上)。

【今日の言葉】は

一期一会