この先も手を取り合いながら 

この先も手を取り合いながら

年齢別未婚率

2010年8月20日。

2005年の少し古いデーターになるが

<年齢別未婚率>

20歳~24歳 男93,4% 女88,7%

25歳~29歳 男71,4% 女59,0%

30歳~34歳 男47,1% 女32,0%

34歳~39歳 男30,0% 女18,4%

40歳~44歳 男22,0% 女12,1%

今後、この数字はさらに上がっていくと予想されている。

私の周りはほとんど結婚しているため、あまりピンと来ないのだが…

てなことで本題に。

この先も手を取り合いながら

お盆休み中に、どうしても会いたい人がいた。

そして、ただ会うだけでなく会う場所も重要だった。

それは、87歳になる大切な祖母だ。

起業までの時間をのちに後悔するとすればとダイヤモンド婚式】でも書いたが、祖母は数年前からアルツハイマーだ。

だが今年93歳になる祖父と、祖父が設計して建てた家で、二人で暮らしていた。

(ちなみにこの日、たまたま神楽坂で甘味屋さんに行って、抹茶のカキ氷を食べたのだが、そのお店も祖父が携わっていた)

だが、祖父の負担なども考えた家族の心配もあり、お盆明けに祖母が施設に入ることが決まった。

祖父は問題外で元気なため、祖母のみの入所となった。

だからその前に、祖父母が長年暮らした家で会いたかった。

家に着くと祖母は、いつものように笑顔で迎え入れてくれた。

そして、しばらくすると「お茶しに行こうか?」と言って、祖母がよく行く喫茶店に連れて行ってくれた。

店に着くと祖父は私には「何にする?」と聞いたが、祖母には何も聞かず、コーヒーとモンブランを当たり前のように頼んだ。

なんか微笑ましかった。

祖母は自分が施設に入ることを分かっていない。

長年暮らした家から急に環境が変わることは、アルツハイマーの人にとってはあまりいいことではない。

だが、認知症施設では有名な施設だからではなく、あまり心配はしていない。

祖父は「しばらくは…」と照れくさそうに言っていたが、しばらくどころではなく、毎日会いに行くだろう。

私は予言者ではないが、私には分かる。

だから、あまり心配はしていない。

いつも祖父母に元気を与えに行っているつもりだが、帰り道に気付く。

元気や幸せを貰っているのは自分の方だと。

結婚してからずっと一緒に住んできた二人が、初めて離れ離れになる。

だがこの先も、共に手を取り歩んでいくだろう。

この日の喫茶店の帰り道のように↓

未来の社員と、同志と、自分自身へ

(ちなみにこの後、祖父は祖母に「シャツ入れなさいよ」と怒られていた笑)

「結婚とは~」とか「夫婦とは~」なんて言う人がいるが、どんな言葉よりも、私はこの写真一枚で十分だ。

結婚したくないという話に、私がピンとは来ないのは、こんな二人を見てきたからだろう。

最後に、今日のブログを、新たな生活を始める、祖母と、そして祖父に対する感謝と、エールに代えさせて頂く。

「まだまだ長生きしてね」という言葉も添えて。

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