経営者が絵を集める理由
2009年12月19日。
一昨日の17日、ある経営者の方と社長室で商談をしていた時、飾ってある絵の多さが目に入った。
私はまったく絵は分からないのだが、その経営者の方と絵の話で盛り上がった。
以前はドライブとゴルフが趣味だったらしいが、腰痛が原因で辞めてしまい、ある風水師に「絵を飾りなさい」と言われ、それから今までまったく興味の無かった絵を集めることが趣味になったそうだ。
そして最後におっしゃった。
「年を取ると動かないモノに惹かれるようになるんだよ」と。
そんな話を聞きながら、自分は将来どんな趣味を持つのか楽しみになった。
ただ私はおじいちゃんになっても、フットサルやサッカーをやっているのも悪くないと思っている。
きっとその時の自分自身を受け入れて、それを悲観することなく笑えれば、おじいちゃんになっても楽しめると思う。
とにかく、年をとることを悲観する人が多いが私は楽しみだ。
その年代その年代で変わっていく自分と出会うことが。
それに10代・20代がピークなんて思ったらもったいないと思う。
以前にも書いたが、青春とは人生のある期間を言うのではなく心の様相を言うのだ。
歳を重ねるだけで人は老いない。
理想を失う時に初めて老いがくる。
私もそう思っている。
もしかしたら、盆栽が可愛くてしかたなくなる日が来るかもしれない。
そして…
そんな自分も可愛くてしかたないかもしれない。
負けず嫌い
そして昨日18日、フットサルの練習の時に、K先輩から「お前、ホント負けず嫌いだな」と言われた。
確かに昔から負けず嫌いだったと思う。
ただ、びっくりされるほどだとは思っていなかった。
そう言われて思ったことは、負けず嫌いは経営者としては良いか悪いかということだ。
お風呂に入りながら考えてみたが、結論は○だ。
ビジネスの世界では勝ち続けることは難しいと思う。
創業以来、毎年増収増益の企業など一握りだ(もちろん会社に体力(資金)が無ければ一敗も許されないこともあるだろうが)。
それは負けていいということではないが、全力をかけても負けてしまうこともある。
実際、私の昨年の案件受注率も残念ながら100%ではない。
ただ、負けた時は最高に悔しい思いを抱く。
お客さんにも取れなかった原因を聞くし、自分自身でも敗因分析はする。
もし負けず嫌いでなければ「負けたか」だけで終わってしまう気がする。
何より、負けず嫌いだからこそ、その仕事に対する思いは半端じゃない!
<負けず嫌い>
大いに結構じゃないか!