成功させる根拠
2010年10月14日。
昨日は今進めている事業を生かし、パートナーなどになれると思ったある人と会うため、仕事終わりで一人港区へ。
その人とは、私の記憶が正しければ血が繋がっている。
初めてではないのだが、何度来ても感心する、某駅近くの超高層マンション。
そんなマンションの高層階の一室で、夕飯を御馳走になりながら話をした。
どんな事業をしようとしているのか?何の会社か?強みは?コンセプトは?など、事業計画書に記載するような内容の質問も多かった。
そんな話を終えて、相手方の意見も聞き終える頃には気付いた。
私が勝手に協力出来ると思っていたことに関して、こちらは今回一番重視したかったのはスピードであったが、相手方はどうせやるならクオリティーの高いモノを求めていたこと、
それ以前に取引をする上で実績等が必要なこと。
予想外ではあったが、よくよく考えてみると当たり前だ。
何の実績もない会社と、いきなり取引をする会社の方が少ない。
絶対的なメリットを提供出来る自信はあるのだが、相手方としてみると、それ以前の問題なのだろう。
実績もない会社側にいると、そんなことに麻痺してくるがそれはおかしいことではない。
とりあえずやってみることに重きを置いていたが、それは自分達の問題であり、相手方が求めることはスピードではなく、<何が出来るか?>であった。
今進めている事業での競合は数知れない。
その多くが大企業である。
しっかりとしたシステムだけでなく、信用というモノも持ち合わせている。
それに比べて我々は何で勝っているのか?
それを明確に示せなければならない。
出来ればコンパクトに分かりやすく。
最後にそんな私に向けて、本をプレゼントしてくれた。
その本は初めて知った本だったが、先日ふと思ったことと重なる考えを提唱する本だった。
まだ全部読んではいないが、起業まで80日を切った今、もう考えなくてはいけない時期に来ているのだと思う。
そのことは追って書いていくが、この本を読み終えた時、改めて一度考えてみようと思う。
この日かけられた言葉の数々。
「お前は失敗は許されないだろう?」
「守るべき人達の存在」
「絶対に成功する根拠」
全ての言葉が事実だと思う。
私のことを思ってくれているからこその言葉だと思う。
終始、私側に立ってアドバイスをしてくれた。
事実、この日の帰り道、両親と話した後と同じような感覚になった。
この日改めて思ったが、私は昔から安定志向や現状維持という感覚がまったく無かった。
だからこそ、走りだせたのかもしれないが、巻き込むことになる人達のことは忘れてはいけない。
自分だけが見えている未来ではなく、その未来を見せなければならない。
「とりあえずついてこい」ではいけないのだろう…
また、友人であり共同経営者であるパートナーとの関係も、「ずっと友人でいたいなら、絶対に成功するしかない」と言われた。
その通りだと思う。
今時点でも感じているが、共同経営を成功させるための重要な要素は、話し合うことでも、隠しごとをしないことでもなく、事業を成功させることだと思っている。
ここまで提案をしてきた会社さんなどからは、自社のための指摘をされてきた。
だがこの日は初めて、弊社のことを思った指摘をしてもらった気がする。
自分自身にとって、とても有意義な時間だった。